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「ためしてガッテン」http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20090729もっと知りたい!介護負担激減のミラクル技!!2009年07月29日放送
「寝返り」や「起きあがり」や「立ち上がり」そして、「ベッドから車いすへの移動」など、自宅での介護はとても大変。
腰やヒザを痛めるなど、体への負担は大きなものです。
そんな時、ある原則を知っているのと知らないのでは介護する側の体の負担が大きく違ってくるのです。
それは・・・
「人間の自然な動き」
介護する人は、ついつい自分の力だけで何とかしなければ!と身を乗り出して相手を抱え上げてしまいます。
すると自分の腰やヒザへ大きな負担がかかるのです。
しかし、相手を自然な動きに近づけると、相手はバランスも取りやすいし、力を入れやすい状況になります。
結果として介護をする側の負担が減るのです。
達人の「立ち上がり」の介護術(一例)
※介護される人も介護する人も、倒れないようにじゅうぶん注意してください。
普段私たちがイスから立ち上がろうとするとき、足を引いて、いったん前かがみになります。
介護をするときも、同じように相手に前かがみになってもらうと、介護する側の負担を減らすことができます。
- 介護される人に足を引いてもらう
- 介護される人に、自分の肩に手をまわしてもらって前かがみになってもらう
- 介護される人のヒザを自分のヒザを合わせて
そこを支点にして自分の後ろに体重を移動するこちらが手伝うこと、そして、相手の自然な動きを支える。これがラクラク介護術の秘訣なのです。
意外と知らない!?人間の自然な動き
寝返り・起きあがりどうしてる?
私たちは、寝返りや起きあがりのとき
どんな風に体を動かしているのでしょうか。
調べてみると、ほとんどの人が
寝返りの場合
まず片方のヒザを立て、足の裏でけるようにして横に倒れていました。
起きあがりの場合
起きあがる側の腕で上体を支え、上体を斜めに倒して起きあがっていました。
つまり、ヒザを立てたり、上体を腕で支えるなど必ず「動く準備」というべき動作をしているのです。
「動く準備」を相手にしてもらえば、あとは、自然な動きをサポートするだけで格段にラクに介護ができるのです。
【実習コーナー】軽々!立ち上がり
※骨が弱っているおそれがあるので医師や専門家に相談の上行ってください。
手順
- 相手のひざをそろえ、足をひいてもらう
- 軽くしゃがみ、相手のひざと自分のひざをあわせる
- 相手の背中に自分の腕をまわし、体を前に傾けてもらう
- ひざを支点に、自分の重心を後ろへ移動する
- 相手のおしりが上がったら、一緒にゆっくりと立ち上がる
ポイント
【実習コーナー】指一本で寝返り
※骨が弱っているおそれがあるので医師や専門家に相談の上行ってください。
手順
- 足(ヒザ)を上げてもらう
- 手を組んでもらう
- 頭を上げてもらう
- 指でヒザを手前へ倒す
ポイント
- (1)~(3)のうち介護される人ができることをやってもらう
- 無理に動かさないでください。
【実習コーナー】ベッドの上での起き上がり
※骨が弱っているおそれがあるので医師や専門家に相談の上行ってください。
手順
- 相手の右うでを、体の前にのばしてもらう。このとき手のひらを上にして、ひじを軽く曲げておく
- 相手のかかとをベッドの外に出す
- 自分の左手で、相手の右ひじの位置が、下にずれないようにブロックする
- 右手で相手の背中を手前に引き上げる
- 相手がひじで立てたら、相手のひざをベッドの外に出す
- 相手の右手の手のひらを下に向けてもらい、自分の左手で手の甲をおさえる
- 相手の背中をさらに手前に引き上げ、相手の体重をひじから手にうつしてもらって起き上がらせる
ポイント
- (4)、(6)での体を起こす方向。上に持ち上げるのではなく、自分のほうへ引き寄せる。
なるべく指を使わないようにする。(相手が痛がる可能性があるため)
【実習コーナー】ベッドから車イスへ(1)
(足にある程度力がはいる人の場合)
※介護する側から見て右側に移す。
※骨が弱っているおそれがあるので医師や専門家に相談の上行ってください。
※バランスを崩しそうになったら体勢を整えてやり直してください。
手順
- 相手のひざをそろえ、足を引いてもらう
- 相手の左のつまさきをブロックし、自分の右ひざの内側で左のひざをブロックする
- 自分の左ひざで相手の右ひざの外側をおさえる
- 中腰まで立ち上がる
- 左手で相手が倒れないように背中を支える
- 相手の右脇の下に頭を入れる
- 自分の右手を相手の左ひざにおく
- 相手のひざを押さえながら、いすに座る
- 相手のおしりが上がったら、右手を左ひざの裏へ持ち替え、車いすへ体ごとゆっくりと回転させる
- このとき左足で相手のひざの外側を押すようにする
- 相手のおしりが車いすに確実に乗るように、ゆっくりと座らせる
注意点
- イスは安定したものを使用し、車イスの方に斜めに向けて置く。
- 車イスはきちんと固定しておく
- 手助けできる人がいるところでじゅうぶん練習をしてから行ってください。
- 体に大きな負担を感じたらその時点でやめましょう!
【実習コーナー】ベッドから車イスへ(2)
(足に全く力がはいらない人を移す場合)
※介護する側から見て右側に移す。
※骨が弱っているおそれがあるので医師や専門家に相談の上行ってください。
※バランスを崩しそうになったら体勢を整えてやり直してください。
手順
- 中腰になり、相手のひざを抱え上げ、自分の腹に押し付ける
- 相手のすねが落ちないように、自分の太ももにのせる
- 左手で相手の背中を支える
- 相手の左脇の下に頭を入れる
- 右うでを相手のふとももと自分の右足の間にひじのあたりまで差し入れる
- 自分の太ももで右うでを下から支える
- 右うでをしっかりと固定したら、いすにゆっくりと座り、上半身を起こす
- 相手のおしりが上がったら、ゆっくりと回転させる
そして確実に車いすに座らせる
注意点
- イスは安定したものを使用し、車イスの方に斜めに向けて置く。
- 車イスはきちんと固定しておく
- 手助けできる人がいるところでじゅうぶん練習をしてから行ってください。
- 体に大きな負担を感じたらその時点でやめましょう!
【実習コーナー】ベッドでの体の位置の戻し方
※骨が弱っているおそれがあるので医師や専門家に相談の上行ってください。
手順
- ベッドの上に乗る
- 相手のヒザを立て 自分のおなかで相手のヒザを押さえる
- 相手におしりを上げてもらう
- 相手のおしりを前に押す
ポイント
- おしりが上がらない人の場合は無理をしないでください。